ブロンプトンの歴史

年表

ブロンプトンは、デザインやイノベーションには持続性があるべきだと考えています。 自転車はディスプレイとしてではなく、日々の使用に耐えることを想定し、 実用的で信頼のおけるものとして製造するべきであると考えています。ブロンプトンでは、じっくりと時間をかけ、必要な部分に改良を加えることで、自転車そのものののデザインや品質を高めてきました。

一度に大量の自転車を製造することより、品質やデザインを高め、「より確かな技術」「より高い品質」を追求することが重要であると考えています。 そんなこだわりがあるからこそ、ブロンプトンは他の会社で自転車を製造することも、外部に製造を依頼することもしないのです。

ウェイト

ブロンプトンについて、よく展示会などでお客様から「重さはどれくらいですか?」と聞かれることがあります。

重さは持ち運びにはとても重要なポイントです。ダンベルを買うお金を節約するために自転車を買おう、などと考える人はいません。しかし折りたたみ自転車にとって重さが全てではないはずです。 重さばかりに目を取られていると見過ごしがちですが、実際に乗車するときには、その自転車の乗り心地やフレームの剛性、ペダリングのしやすさ、そして走行時の安心感が非常に重要な要素となるはずです。 とはいえ、持ち運ぶときの負担を軽くしたい場合には、コンパクトでバランスのとれた折りたたみ機能と同じくらい、重さも重要な要素となってきます。

ブロンプトンは常に自転車の軽量化にも取り組んできました。というのも、ブロンプトンが収納性や携帯性に優れているからなのです。 しかしながら、やみくもに軽さばかりを追い求めれば良いというわけではありませんし、購入費用がいくらかかっても良いというわけでもありません。 軽量で高価な素材を多用することもできますが、ブロンプトンに使用する部品製品の寿命や信頼性の面を考慮し、ブロンプトンに適さない素材は使用しておりません。 お客様に安心して末長くブロンプトンを使用していただくためには、車体強度を高めることによる多少の重量増も止むを得ないとブロンプトンでは考えています。

カタログに記載されている重量につきましては、基本的には掲載されている仕様の自転車の重さを量り、その実際の重さを記載しています。 ペダルなどの重たい部品を抜いた重さではなく、お求めになりたい自転車の実際の重さを知りたいというお客様の声にこたえられればとブロンプトンでは考えています。

最後にブロンプトンの「重さはどれくらいですか?」という質問への回答ですが、実際にはモデルやタイプによって多少異なますが、およそ9kgから12.5kgの間となっています。

ブロンプトン・ウェイ

デザイン性に優れ、エンジニアリングと製造のすべてをここロンドンの地で行い、決してその情熱を失わない。 それがブロンプトンらしさによってなされることだと考えています。 ブロンプトンは決して安易な選択肢へと流されず、常に正しい道がどれなのかを日々追求し続けています。

ブロンプトンらしさとは、デザインと革新が見事に調和し、それが反映されている自転車を作ってきたブロンプトンの信念。 だからこそ、ブロンプトンは本当に信頼を寄せることのできる自転車であるといえるのです。 それは実際の使用状況を元に設計、製造されている自転車であり、決してショールームに置かれているだけのきれいなお飾りの自転車などではありません。

このカタログを通じ、ブロンプトンと他の折りたたみ自転車とがどのように違っているのか、なぜ我々がこのようなことをここで説明しているのかを理解していただくきっかけになればと願っています。

パーソナル・トランスポート

公共交通機関、もしくは自家用車等プライベートの交通手段を利用する場合、あるいはそのどちらでもない場合にも、ブロンプトンを利用することで旅の目的地までの道のりをより自由に考え直してみたり、変更してみたり、適応させてみたりすることができます。 ブロンプトンは、エンジン音や天気、交通機関、自転車泥棒、また他のいろいろな煩わしさからも私たちを解放してくれることでしょう。

折りたたんだブロンプトンは電車やバスの中の荷物置き場に収まりますし、飛行機を利用する際にはチェックインの際に預けることも可能です( 航空会社によって手荷物規定が異なりますので、事前に航空会社へご確認ください)。 そして、目的地に到着しブロンプトンを受け取った後、すぐにその場から走り出せることは実に痛快です。 車内や船の中はもちろん、プロペラ機のパイロットの座席後部にも収納可能なので、気軽にブロンプトンをいろいろな輸送手段に載せて運搬し、着いた場所から利用することができます。

旅行で他の交通機関を使うときも、自転車で移動するときも、戸棚や机の下、クロークなど、盗難にあう危険が少ない安全な場所に収納された時点から、ブロンプトンは次の新たな旅立ちへの準備を既に完了しているのです。

デザイン

全てのブロンプトンには同じ寸法のフレームが使用されています。 それはこれまで35 年の間継続され、欠かすことのなかった多くの改善や改良の証明であり、そのすべてはブロンプトンの設計者であるアンドリュー・リッチーが彼の寝室で製作した最初のプロトタイプまでさかのぼります。

近年デザインを起こすまでの工程には複雑なソフトウェアが駆使されて製作されることが多くなりました。 しかしブロンプトンの目的には、走行性能とともに容易に持ち運べる高い携帯性の双方を実現するための創造性が残されています。 ブロンプトンはすたれて古くなってしまったパーツ・デザインを新たな自転車に投入することをやめ、今なお皆さんに日々ご愛用いただいている何万台もの使い込まれたブロンプトンに、新たに設計された部品が何の問題もなく取り付けができる設計を心がけています。

全てのブロンプトンは共通して10-20 秒もあればタイヤよりも少し大きい程度のコンパクトな形に折りたたむことができます。 各部位は独特の折りたたみ機能に合うよう、折りたたむ時にライトやケーブルが引っかからないよう、そして服やバッグにチェーンやギアが触れないように各パーツが特別に設計されています。 折りたたんだ姿には余分な遊びや突出したパーツはなく、その姿はまるで四角い小さなスーツケースのようです。ローラーが付いているので簡単に収納でき、持ち運びもしやすくなります。 また、スタンダードリアサスペンション下部にあるリアフレーム固定部分を解除することにより、簡単にブロンプトンを駐輪することもできます。 駐輪中のブロンプトンは自立するので倒れないように手で押さえておく必要がありません。

また、折りたたんだブロンプトンの各部位は自動的にしっかりとロックされます。 そしてその折りたたみ機能の注目すべきもう一つの点は、ブロンプトンの走行性能そのもの。 ブロンプトンのフレームは伸張性の高いスチール合金鋼を使用して製造されており、デザインおよび生産段階において高い強度と剛性、優れた耐久性を保証するだけでなく、精度の高いフレームの製造も可能にしました。 高い剛性と精度によって力が効率よく無駄なく伝わることで軽快な走行を可能にしつつ、フルサイズバイクと同じホイールベースを持たせることで、スピードを出しても高い操舵性能と安定性を維持することができるのです。

ファクトリー

ブロンプトンの評判はこれまで培ってきたデザイン、技術、そして生産に裏打ちされています。ブロンプトンでは自転車の生産は全て自社で行い、OEM による外部での生産は行なっていません。 日々の暮らしの中で使われるまで厳しく、最後までしっかりと作りあげる、それがブロンプトンの考える責任と約束なのです。

すべてのブロンプトンは、ロンドン西部にある自社工場で厳しい品質管理の下で一貫して生産されています。生産といっても、単に他の場所で作られた部品を組み立てるだけではありません。 ブロンプトン一台には約1200 個ものパーツが使用されていますが、我々が自転車を出荷する段階において、各作業工程が誰によってなされたものかを常に把握することができるようにしています。 現在ではこのような工程管理を行なっている会社は非常に少なくなってきているのが現状です。
しかし、それはブロンプトンが考えるハンド・ビルド・バイシクルに必要な品質を備えるための唯一の方法なのです。

ブロンプトンで働いている従業員達にも品質を高めるための近道などありません。溶接工、組立工、事務員、技術者を含む全ての従業員たち…彼らには技を磨き続け、卓越した技術を追求する姿勢が常に求められており、 彼ら自身も強い責任感を持って日々の業務に携わっているのです。
細部に至るまで注意を払うことによって、より優れた、シンプルかつ丈夫な製品を作りだすことが出来るということにブロンプトンは誇りを持っています。 加えて理想的な自転車の姿と、安定した品質の重要性を常に理解しようと努力しています。ブロンプトンの従業員たちがブロンプトンを実際に使用することでブロンプトンがどうあるべきか、そしてその品質や性能はどうあるべきかを自分たちで日々実感しているのです。