【ONYX Racing Products】その1 SPRAG CLUTCH

2019.02.05

【ONYX Racing Products】のハブでホイールを組んでみました。

弊社では2016年よりONYX Racing Products(以下ONYX)のハブを取扱いしていますが、

おかげさまで徐々にお問い合わせも増えてきたように感じます。

そこで改めてONYXハブの魅力について3回にわたってお伝えしたいと思います!

 

第1回目は、他社とは一線を画すその独特な構造についてご紹介いたします。

ONYXはクラッチシステムに一方向のみに回転力を伝達するSPRAG CLUTCH(スプラグクラッチ)を、

べアリングにはセラミック球を採用し、非常に軽い回転性能を持つMADE IN U.S.Aのハブメーカーです。

下の画像は2重に配列されたスプラグの様子です。

 

このハブの最大の特徴である『スプラグクラッチ』は、

ペダリングをするとスプラグ(だるま型金属板の集合体)が

瞬時にハブボディとフリーボディの軸の間で噛み込み、

駆動トルクをタイムラグ無しでホイールへと伝達します。

またペダリングを止めたフリー回転時にはスプラグと接触している軸に凹凸が無い事で、

フリクションロスが非常に少なくスピードの低下を抑えます。

多くのメーカーに採用されているラチェット構造では爪が抵抗と“音”を生み出しますが、

その音が無い(聞こえない)こともその特徴です。

 

ONYXハブの特徴と仕組みは、下記の動画をご覧いただけると良くわかります。

 

スプラグクラッチの実演の様子は下記の動画でご確認いただけます。

ペダリングを止めるとクラッチが外れ無駆動状態になります。

他社で採用されているスプリングで押さえつけられる爪が存在しない為、

ペダリングを止めると「音が全くしない」といった様子がこの動画からも伝わると思います。

またペダリングを始めると、ぐるりと配列されたスプラグ全体がわずかに起き上がって軸を噛みこみ、

瞬時に動力として伝わります。トルク伝達の速さも感じて頂ければ幸いです。

 

次回はONYXハブのもう一つの魅力である豊富なラインナップと、

バイクに合わせて組み合わせが可能なカラーオーダー、

選べるフリーボディ素材などのオプションについてご案内いたします。

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