TC37 DISC ホイールインプレッション!

2019.12.11

イタリアの北部ヴィツェンツァにて1967年精密機械の加工会社として設立したURSUS(ウルサス)

2004年からプロチームにサポートを開始、選手からのフィードバックに基づく製品はイタリアを中心に高評価を得ています。

 

今年の世界選手権においてもジュニアタイムトライアルにて優勝したイタリアのアントニオ・ティベーリ選手はウルサスのホイールを使用していました。

https://www.cyclowired.jp/image/node/308172

 

 

過去にリムブレーキモデルのTC37、TC67はインプレッション済みですが、今回はディスクブレーキモデルのTC37DISCをインプレッションします。

一人で3セット買ったわけではないですよ?(笑)私はTC37DISCでウルサスホイールデビューです。

 

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ライダープロフィール

身長:173cm

体重:62kg

使用タイヤ:コンチネンタルGP5000TL 700x25C

空気圧  F:5.5bar /R:5.7bar

使用距離:約2000km

 

 

チューブレス化するにあたってStan's notubesのリムテープ(25mm)、同社のチューブレスバルブ(55mm)を使用します。信頼のアッセンブルです。

 

 

タイヤとの相性はきつめの篏合ですが難なく素手で装着。ビードを上げた後のエア漏れもほとんどありませんでしたが、保険の意味も兼ねてシーラントを片側20ccほど入れました。リムとタイヤの相性はシビアですのでチューブレスはシーラントを推奨します。パンクした際には塞いでくれますし大きなパンクの場合はスタンズ新製品「DART TOOL」で対処もできます!

 

 

まず初めにリムブレーキモデル同様にリム幅の広さに圧倒されます。25Cタイヤ装着時はツライチ感があり、ブレーキ面もないのでタイヤをセットした状態での空力もよさそうです。

 

カタログ値ではリムブレーキモデルとトータル重量は一緒です。

TC37 F:670g/R:850g 1520g

TC37DISC F:700g/R:820g 1520g

スオーク本数も増え、ハブの造形も複雑になっていますが、ブレーキ面の加工がない分リムが軽量なのでしょうか。

 

第一印象は、リムのボリュームを見ると「硬そうだな・・・」と思っていましたが、踏み出しでのダイレクト感は予想より硬くない印象でした。

ほぼ平坦路の通勤ルートでは踏み出しも重量相応でモッサリ感はなく横風もしっかりいなしてくれます。チューブレスも相まって平坦はストレスなく乗れますね。やはりチューブレスの乗り心地は一度使ってしまうと戻れなくなります。

 

リムの精度が高く、高すぎず低すぎない絶妙なスポークテンション、自社開発の高精度なハブが相まってどんな踏み方をしても「良く転がる」これにつきます。ホイールという構造体においてすべてのバランスが丁度いいんです。

 

これはウルサス全モデルに共通する特徴です。

 

ついついやる気になってしまうこのフィーリング・・・さすがイタリアブランドといったところでしょうか(笑)

 

 

休日に登りを含む150kmほどのコースを数回走りましたが、高強度のクライミングから高速巡航まで不満を感じることはありませんでした。ローハイトの軽量ホイールですと、トータル的には満足なのですが、速度域が上がるとスーッと伸びる感覚はなくペダリングでカバーしなくてはいけませんでしたが、TC37DISCは高い巡航性能を持っています。

突出して「○○が最高!」という感じではないですが、本当に万能に使えるホイールです。

1本ホイールを選ぶとしたら、迷わずTC37DISCを選ぶと思います。でもTC67DISCも気になる・・・

これはTC37を買ったのちにTC67も買ってしまった先輩の気持ちが分かってしまいました・・・

 

TC37と比較するとフロントの剛性がTC37DISCのほうが高い分、ダンシングでの安定感があります。またDISCのほうが低いケイデンスで踏み込んだ際のダイレクト感が強い印象です。

これはフロントのスポークパターンと本数が要因でしょう(クロス組24H)またホイール固定方法の違いによるフィーリングの違いは間違いなく感じます。

左右から挟み込む従来のクイックレリーズ式に比べて、シャフトをハブ軸に通してフレームに固定するスルーアクスルは軸剛性が高いですね。

 

プライスはアンダー20万円の19万8000円(税抜)です。このスペックでこの価格はコストパフォーマンス高いです!

既にディスクロードにお乗りの方、または検討中の方、ホイールのアップグレードに「ウルサス」は一押しですよ。

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