Tyrell IVEで富士ヒルに挑戦<準備編>

5月31日(土)~6月1日(日)に山梨県富士吉田市・北麓公園で開催された「富士の国やまなし 第21回 Mt.富士ヒルクライム」に、弊社はブース出展とあわせて参加もしてまいりました!
富士ヒルクライムは、全国、そして海外からも多くのサイクリストが集う日本最大級のヒルクライムレースです。


実は私、自転車競技の経験があり、ロードバイクの練習では登ったことはありましたし、
ロードレースの中でも登りの区間は数えきれないほど走ってきたので坂が苦手ということはないのですが、登坂だけで勝負が決まる純粋なヒルクライムレース
に出場するのは今回が初めてでした。
そんな私が選んだ相棒は、いつものロードバイク……ではなく、弊社取り扱いの香川県さぬき市発のブランドTyrell(タイレル)の折り畳み小径車・IVE(イヴ)
18インチホイール、フラットバー、8Sという仕様ですが、そこは自転車競技出身の私。出るからにはブロンズ(90分以内)を目指して臨みました。
なかなか無謀にも思えるこのチャレンジ、結果やいかに――。

Tyrell IVEでの挑戦の模様を準備編、本番編に分けてレポートさせていただきます!

■ バイク紹介
私が今回の富士ヒルで選んだ車体は、Tyrellの「IVE」。
IVE - 製品情報 - Tyrell Bike | ミニベロロード・フォールディングバイクのTyrell(タイレル) “Made in 讃岐”を世界へ
「優しく乗り手をサポートする」というコンセプトを掲げたクロモリの折り畳み自転車で、街乗りや日常使いを得意とするタウンユース寄りの設計です。
とはいえ、そこは走りに定評のあるTyrell。カスタマイズ次第で、小径車ながらヒルクライムに挑めるほどの走行性能を発揮してくれます。

■ タイヤ
Panaracer Minits Lite 18×1.25
転がり抵抗を抑えるため、軽量・高反発なミニッツライトを装着。純正タイヤと比較して、前後で約300gの軽量化に成功しました。


■ 装備類の取り外し
ヒルクライムに不要なフェンダー、スタンド、キャリアはすべて取り外し、よりスポーティな仕様へ。


■ シートポスト&サドル

当初はスタンダードシートポストにSMPのショートノーズサドルVT20Cを装着して走る予定でしたが、やはり少しでも軽量化したいと思い、シートポストをIVE専用の軽量シートポストに変更。
標準シートポストと比較して約180gの軽量化を実現。重心から離れた高所を軽量化することで、低重心化による安定感とシャープなハンドリングが実現します。
しかし、シートポストを変更したことで、SMPのVT20Cはヤグラとサドルレールの相性が合わず断念することに。急遽サドルはREFORMの 「TANTALUS(タンタレス)」に変更しました。
TANTALUS|REFORM(リフォルム)|ミズタニ自転車株式会社
ところが、熱成型によってポジションにフィットするこのサドルは、ロードバイクとは異なる姿勢を長時間維持するIVEには最適だったようで、結果的に変更して正解でした。


■ ボトルケージ

水分補給のしやすさも重要ポイント。
どこでも取り付け可能なTWOFISH Quick Cage Adapterを使用し、手に取りやすいハンドル近くにボトルを設置しました。
TWO FISH Quick Cage Adapter|ミズタニ自転車株式会社


■ ビンディング&計測機器

ペダルはSPD-SLを装着。
また、ハンドルまわりにサイクルコンピューターと、トップチューブに各タイムの目安を記載した早見表を取り付け、レース中のペース管理に備えました。
 


最終的な車体重量は約11kgと、ロードバイクと比べるとやや重めではありますが、IVEならではのセッティングで富士ヒルに挑む準備が整いました。


■ 補給食について

補給には、今年から弊社で取り扱いを開始した AMINOSAURUS 「 GEL ELITE 03」  「SAURUS SPORTS DRINK ELITE」を使用しました。
【公式】SAURUSシリーズ/たんぱく質ラインナップ・プロテインからアミノ酸まで

 GEL ELITE 03
レース当日に摂取した「03」は、瞬発的な集中力の向上と、ラストスパートに向けた出力の底上げを目的とした配合になっているジェル状サプリメントです。
カフェイン、アルギニン、シトルリンといった血流促進や覚醒作用を持つ成分を中心に構成されており、登坂中の中だるみを防ぎ、ゴールに向けて粘る力を引き出してくれます。
特に、今回のような後半に脚が削られてくるヒルクライムでは、脳と身体をつなぐ“気力”の維持が大きな意味を持つため、タイミングを見て投入しました。

SAURUS SPORTS DRINK ELITE

水分補給には、ELITE DRINK(エリートドリンク)をボトルに。
このドリンクには、β-アラニンという近年注目されている持久力系アミノ酸が配合されており、運動中に発生する「乳酸の蓄積」を緩和する作用があります。

ヒルクライムのように長時間にわたって筋肉へ高負荷がかかる場面では、筋肉の疲労感を遅らせるこの成分が大きな武器となります。
また、ナトリウム・マグネシウムなどの電解質も含まれているため、発汗によるミネラルバランスの崩れを防ぎ、脱水や痙攣の予防にも効果的です。

私が今回狙うブロンズは最低でも1時間30分は登り続けなければならない為、こういったジェルやドリンクの準備も必須と言えます。

本番約1週間前、スバルラインを試走した際のタイムは1時間31分台
目標のブロンズにはわずかに届かず、悔しさとともに本番を迎えることになりました。


次回はいよいよレース当日。「本番編」に続きます。

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