Tyrell FCXでサドイチに挑戦!!

Tyrell FCXでサドイチ(佐渡島を一周)に挑戦してきました。
サドイチと言っても、一日で走破するのではなく、2泊3日で観光とサイクリングどちらも楽しみながら210kmを走る行程です。
走行距離もざっくり、1日目約60キロ、2日目約80キロ、3日目約60キロに分けました。

1日目はフェリーで新潟港から佐渡島の両津港に移動。
天気は晴れ時々曇り、風も穏やかな好条件。青い海と空にテンションが上がります。

両津港に到着した時点で正午を回っていたので、さっそく宿を目指してスタートです!
走り始めてすぐに朱鷺(トキ)を見かけたのですが、残念ながら写真は撮れず。。
しかし、朱鷺を見られたことでさらにテンションは上がり、軽快に脚が回ります。

はじめに訪れたのは津神神社。
サドイチは海沿いを走ることが多いので、ここで海の守り神にご挨拶を。
無事に走り終えることができるようしっかり祈願します。


その後はひたすら海岸沿いを走り、豊岡弁天岩が見える場所で小休憩。


穏やかな海はいつまででも眺めていられそうでしたが、最近は日が沈むのも早いので暗くなる前に宿へ。
宿のある小木エリアに入った頃にはちょうど夕日が沈みはじめました。



2日目。
最初の目的地は宿根木(しゅくねぎ)。国が選定した伝統的建造物群保存地区です。

江戸時代後期から明治に盛んだった北前船の船主の邸宅内部が見学でき、建築材料、技術とも当時の最高水準を誇る建物は隆盛を誇った往時を偲ばせます。
メディアでも紹介されていていつか訪れたいと思っていた場所の一つだったので、念願が叶いました。

次に向かったのは北沢浮遊選鉱場跡。
日本で初めて浮遊選鉱技術を採用し、毎月5万トンもの鉱石から金銀を精錬していたことから「東洋一」と言われた設備です。

ツタのからまる廃墟がラピュタを彷彿とさせます。
夜にはライトアップされて昼間とは違う表情を見ることができるようなので、また来る機会があれば時間帯を変えて来てみたいですね。

少し観光に時間をかけすぎてしまい、ハイペースで走った2日目。走行距離は約80キロ。走りも観光も満喫した1日でした。


3日目。
サドイチのハイライト跳坂(通称Z坂)を登ります。
Z坂は下から見上げると「Z」のように見えるサドイチ名物の坂。

高低差約130mのタフな坂ですが景色が素晴らしく達成感があります。

この青い海とも今日でお別れか…なんて思いつつ、その景色を目に焼き付ながら佐渡島の北端を回り、正午頃ゴールの両津港に到着しました。

歴史も景色も地形も楽しんだ3日間。
もっともっと行きたかった場所はあるけれど、全部行き尽くしてしまうと次回のお楽しみがなくなってしまうので今回はこれにて終了です。

折りたたみの小径車でサドイチは厳しいかなと思いながらも、FCXの走行性と乗り心地の良さを知っていると走れてしまう気がするから不思議です。
実際、アップダウンはそれなりにキツかったものの、疲れたときにこそ感じるフレームのしなりは距離が伸びれば伸びるほど顕著に感じられ、「人馬一体」になって走った感覚がありました。
これがメーカーが伝えたい「自転車と対話する楽しさ」ということなのだと思います。

旅を共にしたFCXはTyrellの自社工場でつくられている「Made in 讃岐」の折りたたみ可能なクロモリの小径車(20インチ 405)です。

FCXとはこれからも長い付き合いになると思うので、またどこかに出かけたときはブログで紹介したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

Tyrell FCX詳細▼
https://www.tyrellbike.com/products/fcx/

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