春のSDA王滝 42km編

春のSDA王滝では、二手に分かれ42kmの部にも参加させていただきました。

今回はそちらの様子をご紹介します。

 

42kmの部のスタート地点は、メイン会場である松原スポーツ公園から約10km離れた場所にあります。オンロード区間とはいえスタート地点までは緩やかな登りとなっており、10kmの距離はなかなか良いウォーミングアップになります。(ちなみに42kmと言いながら実際の距離はプラス5km程あります。レース前後の移動を含めると約60kmのライドとなります。お得ですね♪)

途中にとても景観の美しい自然湖があり、皆さんペダルを止めて休憩していました。少し休憩を入れて約40分でスタート地点に到着します。レーススタートは7:00ですので、遅くとも6:00頃にはメイン会場を出発すると、心に余裕をもって号砲を迎えられるでしょう。

 

6:20頃スタート地点に到着した時には、すでにたくさんのバイクが並べられていました。42kmの部には、春大会はスタート後まもなく、秋大会では後半のゴール少し手前で暗いトンネルを通過するため、前後のライト装着が必須です。特に秋大会では下り基調でスピードに乗った状態でトンネルへ進入するため、フロントライトは明るめを、リアライトは明るさと振動を感知して自動点灯するオートライト機能の付いたモデルをお選びいただくと、ハンドルから手を放さなくて済み、安全に走行できます。CAT EYEのRAPID micro AUTOや、CropsのEZ-400muシリーズなどがオススメです。

 

スタート後のパレード走行を終えて少し走るとオフロード区間に入り、いよいよ王滝らしいレースの始まりです。

 

 

この日は天候が良く、気温もぐんぐん上昇。走っていてのぼせる暑さでした。そんな時活躍するのが【ガイガーリグ】ハイドレーションエンジン。

 

予め空気の層にエアーを充填しておくことで、画像のようにバルブを指でつまめば勢いよく水が噴射されます。この水を頭からかぶってリフレッシュ!!万が一転倒してしまった時は、傷口を洗い流すことも可能です。

 

冷たい水で頭を冷やし、集中力を持ってガレたトレイルを進んでいきます。下りでは尖った石によるサイドカットと、スピードの出し過ぎに注意が必要です。またコーナーでは砂利や浮き石にタイヤを取られがちですので、コーナー手前でコントロール可能な速度域までしっかり減速させます。

 

レース中は思っている以上に汗をかいたりエネルギーを消費しているもの。ハンガーノックは本当に辛いので、水分や補給食も無理なくしっかり取りましょう。今回は【グリコ】ワンセコンドシリーズや【井村屋】スポーツようかんを用意しました。スポーツようかん+(プラス)はギュッと押すだけで片手でも食べられるのでとっても便利。しかも美味しい。30kmを過ぎたチェックポイントではお水とパワーバーを頂けます。ここでも頭からお水をかぶり、生き返った心地でした!

 

そしてこのチェックポイントでは雄大な景色を楽しむことができます。しばし休憩と大自然を満喫し、後半戦へと向かいます。

 

再スタート後は緩やかな登りを進んでいき、35km地点あたりで急な登りが待ち受けます。100kmの部の参加者にとっては約80kmの地点で現れる最後の試練。疲労と精神的ダメージから集中力も切れて、バイクを押している方も多数。昨年100kmに参加した私は脚を攣った辛い思い出の場所・・・

そんな難所を何とかクリアして、40km地点の看板を横目にラスト!と思いきや、実際には42km以上の距離があるためもう少しだけ我慢の登りが続き、いよいよ最後のダウンヒル。高低差500Mを一気に駆け降りるダウンヒルでは、自然とオーバースピードに・・・。距離が長いためブレーキを握る手がしびれたり握力がなくなってきたりしますので、スキルに合わせて無理なく減速し、安全にゴールを目指します。

 


長い下りを終えると、ついにゴール!STAFFの皆さんに温かく迎え入れていただきました。無事にゴールに辿り着いた時は、何度参加しても嬉しいものです。

メイン会場に戻ってからは地域の方々の出店による食事や、無料で振る舞って頂ける豚汁を美味しく頂きました。レース中に食べる補給食も悪くないのですが、レース後に食べる温かい食事は疲れた身体に染みわたりますね。ご馳走様でした!

 

ここ数年は100kmに挑戦し、ろくにエイドステーションにも立ち止まらず一人黙々とペダルを漕いでいましたが、今回は仲間と会話を楽しみながらタイヤを転がし、王滝村ならではの雄大な自然に包まれて休憩したり、とても楽しく走りきることができました。

タイムを狙うも良し、仲間とわいわい過ごすも良し。辛さも楽しさもMTBの魅力全部乗せのSDA王滝で、皆さんもMTBライフを満喫しましょう♪

運営に携わって頂いたみなさん、ありがとうございました。参加されたみなさん、本当にお疲れ様でした。

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