愛三工業レーシングチームに訊く!タイヤセッティング【3】鈴木 譲選手

【1】岡本 隼選手【2】草場 啓吾選手【3】鈴木 譲選手

弊社ではJプロツアーを主戦場に活躍する「愛三工業レーシングチーム」にコンチネンタルタイヤをサポートしています。
一般のサイクリストにも大人気のGP5000シリーズ、プロ選手がどのようなタイヤセッティングを行っているのか、その秘密に迫ります!


■選手プロフィール
鈴木 譲 SUZUKI Yuzuru
1985年11月6日生
神奈川出身 クライマー
使用タイヤ
レース時:GP5000STR
練習時:GP5000


-今日はどのタイヤを使いましたか?
GP5000STRの700x25Cですね。


RovalにGP5000STRの組み合わせ

-基本25Cしか使わないですか?
28Cを春先からテストで乗せてもらっていて感触確かめつつ、それぞれに良さがあると思うのですが、今回の修善寺(伊豆CSC)に関しては登りが厳しいコースということで25Cを選んでいますね。


集団前方でレースをコントロールする鈴木選手

-天候によってタイヤの空気圧はどうしていますか?
僕の経験上、今までのタイヤだったら雨の日は0.5Barぐらい落とすのですが、GP5000STRになってからは、ウェットとドライでそこまで大きく変えなくても、グリップ感が失われないので、落とすことは減ったと思います。
25Cだとフロント5Bar、リア5.2Barです。体重はウエア込みで58kgくらいです。
基本的には5:5.2Barなのですが、体調というか、体の仕上がり具合によっては、タイヤのショルダーがつぶれるのを感じるので、そういう時はリアを5.5Bar、フロント5.2Barというように上げたりもします。大体5Bar前後がオイシイ所なんじゃないかと。
4.8Barで乗り心地重視にすることもありますね。


空気圧の調整に体調まで考慮しているのはベテランならでは

-練習時のタイヤ空気圧について教えてください
GP5000(クリンチャー)だと前後6Barです。ホイールが柔らかいなとか、ウェットな場合では0.5Barくらい上下して5.5-6.5Barの間ですね。
(従来は)ソリッド感というか、カチッとしたフィーリングを求めて7Barくらい入れていましたが、タイヤ幅も太くなって6Bar前後でもそのフィーリングは感じられるので、以前は23Cで7-8Bar入れていたけれど、今は乗り心地悪いなと純粋に思いますね(笑)


10年ほど前は20-23mmで7-8Barが当たり前でした。

-タイヤ交換のタイミングについて
僕の場合は結構早くて・・・減るというよりトレッドが段々ヒビ割れてくるというか、表面の感触が変わったら交換するようにしています。
距離ではなくて、経過した時間を見て表面の荷重が変わって替えるということが多いですね。おおよそ3か月ぐらいです。
半年も乗れることには乗れると思いますが、それまでに劣化で交換することが多いです。

-28mm幅に関して
28Cを使わせてもらって、ダウンヒルの恐怖感みたいな、グリップが抜ける感じというのが一切ないんですよね、轍に(ハンドルが)取られるというのが。
これはどちらかというと、テクニックに長けている僕ら選手より、自転車に乗り始めたばかりの下りに慣れていない方は最初に28Cを使ったほうがいいと思いましたね。

また25Cと28Cは別物ですね。ハンドリング自体も変わりますし、25Cだと轍などが気になりますが、28Cはホントによっぽどの段差がない限りはハンドル取られることもなかったですし、安心感が違うなと思いましたね。


一般のサイクリストの方々は28Cのメリットが大きいと語る


ベテランならではの繊細なフィーリングは勉強になりますね。体調のコンディションで空気圧のセッティングを変えるのは恥ずかしながら初耳でした。
「減らない」で有名なGP5000シリーズですが、プロが使っても同じようですね(笑)
タイヤが減っていなくとも、時間と共に劣化していくので、皆さんもフィーリングに変化を感じたら、こまめにチェックして交換するようにしましょう。
鈴木選手、お忙しい中ありがとうございました!





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