グラベルバイクのススメ(1) グラベルバイクの種類
グラベルバイク、グラベルロードというとどのようなイメージを思い描きますか?マウンテンバイクのようなイメージを持つ方もいらっしゃるでしょうか?はたまたキャリアが装着可能なロードバイクでしょうか?ロードバイクと比較して「スピードが出にくい」「重い」というようなイメージをお持ちの方が多いかもしれません。
実際にはロードバイクよりも太いタイヤが履けることで(そのタイヤの分だけ重さを感じますが)、ロードバイクとほぼ同じ設計で良く走りますし、ちょっとした芝生や砂地も走れるマルチな自転車です。またバイクの特性上、直進安定性や振動吸収性が高く、丈夫なので、のんびりサイクリングや長距離、通勤バイクという使い方もおススメです。
昨年の初めにRIDLEYのグラベルロード "KANZO SPEED"を購入し、グラベルだけでなく通勤やロードタイヤを付けロングライドをするといった楽しみをした私がグラベルバイクを色々とご紹介してみたいと思います。
前編は「意外に幅広い!?グラベルバイクの種類について」です。
「グラベルバイク」と一言でまとめられてしまっていますが、グラベルバイクでも使用する用途に応じて何種類もあるのは御存じですか!?"グラベル"と言っても、砂地から芝生、荒れた岩場、舗装路も勿論走ります。それら様々な走る環境に応じて最適なバイクが存在します。弊社の取り扱いするリドレーだけでも3種類ございます。(その中でも更に細分化していくことができます)
(1) グラベルレース用バイク
グラベルレース用バイクはまさに早く走るために設計されたバイクですね。RIDLEYでは"KANZO FAST"が該当するモデルになります。
Kanzo Fast | RIDLEY (ridley-bikes.jp)
"KANZO FAST" は見た目通りフィンや一体型エアロハンドルなどをエアロダイナミクス効果を狙い、グラベルといえど平坦では40km以上スピードが出るレースで最大限ライダーを助けてくれるバイクとして設計されています。
このグラベルレース。昨年第一回世界選手権が行われたのですが、そのコースはど平坦の砂地を走るレースでロードバイクの中で"32C"といった太めのタイヤでも走ることができたことから、ロードバイクで走る選手が続出し物議を醸しだしました。その影響で今年はハードなコースになるのではないかと予測もされており、昨年もこの"KANZO FAST"を使用する選手も実際に何名か居たのですが、より多く出てくるのではないかと思っています。(KANZO FASTはタイヤサイズ42Cまで対応)
(レース用バイクの特徴)
・エアロ
・高剛性
・軽量
(2) アドベンチャー
"グラベルバイク"というと一番に想像されるバイクだと思います。RIDLEYだと "KANZO ADVENTURE"が該当するモデルになります。
Kanzo Adventure | RIDLEY (ridley-bikes.jp)
荷物積載用の"ダボ穴"がついていてキャリアを取り付けできたり、最大タイヤサイズ 50Cのような太いタイヤを装着可能で、振動吸収性が高い設計をしてキャンプツーリング(バイクパッキング)や荒れたオフロードを長時間楽に走ることが可能になっています。
アドベンチャーバイクの特徴
・ダボ穴が複数あり、キャリア取付や様々な積載が可能
・太いタイヤが履ける
・高い振動吸収性
(3)オールロード
舗装路メインに、(ロードバイクのジャンルである)エンデュランスロードより太いのタイヤやブロックタイヤを履けるので、グラベルにも遠慮なく突っ込んでいけるスピード重視のモデルです。RIDLEYだと"KANZO SPEED"が該当するモデルになります。
Kanzo Speed | RIDLEY (ridley-bikes.jp)
ロードバイク譲りの運動性能が特徴です。私が乗る"KANZO SPEED"もかなり高剛性で、もがくとしっかり反応してくれます♪と言ってもグラベルを走るため耐久性を高めているので、レース用のロードバイクに比べると重さは感じます💦
またロードバイクと同じような設計にはなっているのですが、ホイールベースを長めに設計されていて直進安定性が高いのも特徴の一つです!荒れた路面をスムーズに、安定して走るための設計なってます♪
さて、同じ高い運動性能を持つバイクで似たスタイルを持つバイクでシクロクロスバイクもありますが、似て非なる物。シクロクロスバイクは「60分のレースを如何に早く走るか」「ストップ&ゴー」「障害物を乗車したままクリア」を追求したバイクになります。シクロクロスバイクは障害物を超えるため、オールロードよりも車体重量し軽く、また小回りを利かせ加速した際の反応性を高めるために、ホイールベースはロードバイクと同等とし、BBハイト(ボトムブラケットの高さ)は高めに設定されています。
私も前にシクロクロスバイクを持っていましたがピーキーな乗り味でした。オールロード(グラベルバイク)はホイールベースも長く、安定性が凄く高く乗りやすく感じます。
日本ではシクロクロスレース=シクロクロスバイクでなくてはいけないという固定概念がありますが、RIDLEYの本場ベルギーではグラベルバイクでシクロクロスに出場する方もとても多いのだとか!?これからチャレンジしようという人は安定感がより高いオールロードを選択するもありだとは思いますよ!
その他カテゴリー
・シクロクロスバイク→長くて60分の障害物レースを早く走るためのレースバイク
※他に似たジャンルで
・スポルティーフ→スポーティなツーリングバイク
・ランドナー→沢山の荷物を積むための自転車旅用のバイク
もあります。(古くからあるカテゴリーなのでクロモリバイクが多い)
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さてこれからロードバイクを購入を検討している方で"レースに出るつもりがない"という方は是非グラベルバイクも選択肢に入れてみてください!
ロードバイクに比べて
・ホイールベースが長くて安定性が強い
・振動吸収性も高い
・太いタイヤを履くことができるので高い安定感や振動吸収性がマシマシ
・荒れたグラベルを走るために耐久性も高い
私は通勤にグラベルバイクを使用しています(笑)上記の良さは通勤・通学にぴったりじゃないですか!?
グラベルを走りたいという方はもちろん
「できればロードバイクのように早く走りたい」という方はオールロードを選んでもらって細めのタイヤを履かせたらロードバイクと何ら変わりません!(むしろ安定性や振動吸収性が高いので、長距離を楽に走りたい方や初心者の方には凄くお勧めでは?
私のバイクは現在は28C(ホントは30Cを履きたかった)をつけて快速通勤使用。グラベルに行くときや冬場は太めのブロックタイヤを履いてゆっくり通勤やシクロクロスに出てみたりなんてして!?
そういったいろいろな楽しみができますよーという実体験のご紹介は後編でお届けします!!
後編はこちら↓
グラベルバイクのススメ(2) KAZNO SPEEDでの様々な楽しみ方♪ | ブログ|ミズタニ自転車株式会社 (mizutanibike.co.jp)
色々な楽しみができるグラベルバイク。
注目してみて下さい!
この記事でご紹介しましたRIDLEYのホームページはこちら↓
RIDLEY リドレー 2022 (ridley-bikes.jp)
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