グラベルロードの先駆者―NINER RLT9が切り拓いた道①

RLT9の登場とその衝撃

2013年、アメリカ・コロラド州を拠点とするNINER BIKESは、それまで29erマウンテンバイクを専門としていたブランドとして知られていました。そんな彼らが突如としてリリースしたのはドロップバーのバイク、それが「RLT9
Road Less Traveled 9でした。

当時のドロップバーバイク市場は、ロードレース志向のものが大半を占めており、オフロードを走るドロップバーバイクといえば、シクロクロスバイクを指していました。

そんな中RLT9は、ロードでもシクロクロスでもない、まったく新しいカテゴリの登場を予感させます。アルミ製のフレーム、フェンダーやラックマウントの備え、太めのタイヤクリアランス(当時としては画期的な700×45c対応)など、ツーリング志向とスポーツ性の両立を目指して設計されていました。かつてのランドナーやパスハンターの要素も感じるかもしれません。

RLT9は舗装路だけでなく、林道やグラベル、キャンプツーリングを想定した設計・・・

"アドベンチャーバイク"あるいは"グラベルロード"という概念を体現しました。

当時はまだ"グラベル"という言葉自体が定着しておらず、NINERのチャレンジングな姿勢は、一部の先進的なライダーやジャーナリストに注目されるのみでした。しかし、それは確実に新しいムーブメントの火種となっていきます。


そしてRLT9のデビューから数年後、北米を中心にグラベルバイクが徐々に認知されていきます。
次回第2部は、「グラベルバイク市場の成長 “未舗装路”は自由の象徴へ


2014年ごろの当時、弊社スタッフもRLT9で様々なところに出かけていたようです。

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