グラベル世界選手権を制したタイヤ『TERRA SPEED』をインプレッション!
少し前のことですが、10月にオランダで開催されたUCIグラベル世界選手権2025の男子エリートカテゴリーでベルギーのFlorian Vermeersch(フロリアン・フェルミールス)選手が昨年までの2年連続2位のリベンジを果たし、新グラベル世界王者に輝きました。Vermeersch 選手は今年からUAE Team Emirates XRG に所属しており、コンチネンタルタイヤの『TERRA SPEED』を使用してのアルカンシェル獲得となりました。
そのタイヤがこちら。
■TERRA SPEED PROTECTION
コンチネンタルのグラベルタイヤ「TERRA」シリーズは2019年に発売開始されており、ノブの高さを抑えた軽量グラベルモデル「TERRA SPEED」と、路面を選ばない高い走破性を持つグラベルモデル「TERRA TRAIL」をラインアップしています。

外観はこんな感じ。ブラックカラーのサイドレターはシルバー&コンチイエローに対して、Transparent(ブラウン)カラーはブラックレターとなっています。


という事で、ミーハーな私もさっそく履き替えてみました。実は発売当時にも購入して通勤や日頃のライドで使用しいたため、久しぶりの装着です。
エアログラベルレーサーの KANZO FAST に組み合わせて、いざグラベルへ。

TERRA SPEED はオンロードでの転がり抵抗を極力低く抑えるため、小型化した低いノブをトレッド全面に配したスピードモデルです。ロードタイヤの GRAND PRIX 5000 シリーズと同じくブラックチリコンパウンドを使用し、常に変化する路面状況下において、路面を確実かつ安定して捉えられる特別なトレッドパターンを採用しています。
以前使用していた時も感じていたのですが、グラベルへ向かう道中のオンロードツーリングでの転がりが非常に軽いのが印象的です。不整地でのグリップを重視したタイヤの場合、どうしても舗装路での走行感が抵抗で重くなりロードノイズも発生してしまうのですが、このタイヤは転がりが非常に軽く、ノイズも気になりません。それでいて適度なエアボリュームと全面に配した背の低いノブにより、不整地では路面をしっかりと捉えます。
UCIレースのような高速のグラベルレースで選手がチョイスするのも頷けます。
このタイヤが得意とするのは砂地や固く締まった路面、小さな砂利が敷き詰められたジープロードのダブルトラックのようなハイスピードコースだと感じます。他にはアスファルトの荒れた峠道や、手入れの行き届いていない酷道ツーリングなどにも向いています。
一方で、鋭利な大き目の石が転がるSDA王滝のようなコースや、水分を多く含むぬかるんだ道では経験とテクニックが必要となるでしょう。また、浮き砂利がある高速コーナーでは注意が必要です。そのあたりは自身のスキルに合わせた最適なエア圧を知ることで対処できるでしょう。
TERRA SPEED は35Cと40Cのサイズ展開となっていますので、近年の太めのタイヤを履けるエンデュランスロードであれば選択可能となっています。

そして今年、コンチネンタルのグラベルタイヤには多様化するグラベルシーンに対応すべく、「TERRA ADVENTURE」がラインアップに加わりました。
軽量で耐久性に優れたトレイルケーシングと、最新のクロスカントリー、ダウンカントリー、トレイル、グラベルライド向けに設計されたグリップコンパウンドを採用。最大55mmのタイヤ幅は、グラベルとMTBのパフォーマンスをシームレスに融合。多様な地形に最適化され、ソフトな路面からハードパックまで優れた性能を発揮する TERRA ADVENTURE は、あなたを未踏の地へと導きます。


冒険心あふれるタイヤで、アウトドアライドの自由を満喫しましょう。

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