DART TOOL 試してみました

• インプレ

2019.11.25

• 

チューブレスシステムのパイオニア "Stan’s Notubes"から、チューブレスレディタイヤ用パンクリペアキット「DART TOOL」が発売されました。

 

■DART TOOL　

キット内容：本体、DART 2個

価格 3,000円(税別) 　

 

製品仕様はブランドページ↓

https://www.mizutanibike.co.jp/brand/stans/

この製品の特長はマイクロファイバーの"DART"が物理的に穴を防ぐだけでなく、

特殊な加工がされており、シーラントと反応して、タイヤと結合し穴を防ぐという事です。

実際にテストしてみました！

DARTはシーラントと反応しますので、シーラントを入れます。

(STAN'S製のシーラントと反応します)

ちなみにDART TOOLのケース側はバルブコア外しになっています。

タイヤにドライバーで穴を開けます。

空気圧が高かったのもありますが、シーラントが噴出して、穴が塞がりません。

この穴にDARTを刺し込みます。

DARTが抜けないように返しがついているので、返しが刺さりきるまで押し込んでください。

DARTが結合を始め、タイヤの穴を防ぎます。

かなりしっかり止まってくれることに驚きます。かなり強い力で引っ張っても、取れません。

タイヤの裏側を見てみるとこんな感じ。

返しとDARTが上手く組み合わさっているのが分かります。

この返しはリムテープを傷つけないように、他社とは違う、短めの設計となっています。

この模様を動画にしてみましたので、動画でもご確認下さい。

今回試した限りでの注意点としては…

・穴が小さすぎるとDART TOOLが入らない（大抵の場合はシーラントのみで塞がります）

・パンクブレーカーなどが入っていると、DART TOOLを入れるのに苦労する

またメーカーによると、5mm程度の穴をふさぐことを想定してデザインされているとのこと。

確実に塞ぎ、直ぐに走り出すことが可能なところはかなりのメリットだと思います。

(大きい穴はDARTを2つ使用することで対応可能とのこと)

チューブレスレディのパンク修理を不安に思う価値も多いかもしませんが、

大きな手助けになってくれることでしょう。

※使用時に素手で作業を行っておりますが、かゆみやかぶれ等の肌の異常をきたす可能性がありますので、

作業時にはDART(マイクロファイバー)部分には触れない、もしくは手袋の着用をお願いいたします。