Tyrellで桜のアルプスあづみのセンチュリーライド(120km)を走ってみた!
雄大な北アルプスの景観を楽しみながら、田園風景や地元の方々のおもてなしたっぷりのエイドステーションを満喫して走るロングライドイベント「アルプスあづみのセンチュリーライド(AACR)」。今回は桜のAACR120kmルートにTyrellで参加したレポートをお届けします。Tyrell と言えば小径車のデメリットを克服するため独自の設計技術で作られたスラントデザインフレームによる高い剛性、走行性が特徴の日本ブランドの小径・折りたたみ自転車です。ロードバイクでは何度も参加したことのある本イベントですが、小径車で参加するのは初の試み。今回はスタッフ3名でそれぞれFCX、PK1、CSiという3つのモデルに乗って参加しました。

それぞれのモデルの特徴は過去のブログをご参照下さい。
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120kmルートは国営アルプスあずみの公園 堀金・穂高地区をスタート/ゴールとし、まずは約20km先の第1エイド「国営アルプスあずみの公園 大町・松川地区」を目指します。
今回チョイスした3モデルは全て20inchサイズの小径車ですが、406規格よりもETRTOで少し大径となる451規格を採用しており、フロントギアが2枚あるスポーティなパーツ構成。高い走行性能に加えてギア比の幅が広いためアップダウンも難なくこなし、少し寄り道をしながら気持ちよく流しているうちに最初のエイドステーションに到着。大町エイドでは大福と温かい豆腐汁が振舞われました。例年4月は早朝スタート時間の気温が低く体が冷えるのですが、今年は暖かかったですね。この後の100kmライドに備えて大福と豆腐汁をいただいて再スタートです。


次の鹿島槍エイドまでは23km。少し距離もありますが、あちこちに咲き誇る桜や花桃を眺めながら、信号の少ない道を気持ち良く進んでいきます。
今回私は「CSi」という折りたたまないタイプのいわゆるミニベロをメインに走らせてもらいましたが、これがもう本当にロードバイクのように良く進みます。AL7005アルミ合金製のメインフレームと、カーボン製のフロントフォークとリアフレームを組み合わせたハイブリッドフレームはTyrellの製品ラインアップの中でも最軽量。エイドの手前でキュっと短い登りがありますが、ロードバイクと変わらない乗り味でスイスイ登れました。

エイドでは何度食べても美味しい“伝説のねぎ味噌おにぎり”とお漬物でエネルギーチャージ。今年からは以前の様に《おかわり自由》に戻っていたようですが、それを後から知って凄くショックでした。もっと食べたかった・・・。素朴でシンプルだけど凄く美味しい、そんなおにぎりとお漬物です。


鹿島槍エイドを出た後は、折り返しの白馬を目指します。
AACRの定番フォトスポットである松川橋の上で記念撮影。今年は曇り空だったのが少し残念でしたが、それでも雄大な残雪の北アルプスは圧巻です。

橋を渡った後は松川沿いに進み、懐かしのジャンプ台を横目にルポゼ白馬へ。


こちらもAACRの名物となった焼きたてPIZZAで舌鼓。これがおかわり自由だったらどんなに幸せか・・・と思う間もなく秒で完食の美味しさです。
ここまで累計で64kmほどを走り、お腹も満たしたところで後半戦へ。

大きな白馬の石像に見守られながら、北アルプスを背景に2度目の鹿島槍エイドへ向かいます。

しかし、白馬クロスカントリー競技場から青木湖へ抜けるところで10%を超える登りがあり、疲れた体に堪えます・・・。

励ましあってなんとか登り切り、復路の鹿島槍エイドへ。ここでは信州おやきとわらび餅が振舞われました。
残るエイドはあと一つ。でしたが、一緒に走っていた同僚がまさかの「おなか減った!」と。急遽ルートを少し変えて数年前にも立ち寄ったR148沿いの「Yショップニシ」さんにピットイン。お店の前には菜の花畑とJR大糸線、その奥に広がる木崎湖を望めます。同店では毎年イベントに合わせておやつが販売されており、今年は“りんご”と春限定の“菜の花”おやきをいただきました。どちらもとっても美味しかったですよ。


臨時エイドを経て、いよいよ約30km先の最終の安曇野エイドへ向かいます。高瀬川沿いの堤防道路は日によっては永遠向かい風で全然進まない年もありますが、この日は追い風で気持ちく走れました。(私たちより早くここを通過した方たちは強い向かい風だったようなので、時間帯によって風向きがだいぶ違ったようです。)
最終エイドでもエナジージェルやわさびチーズなどたくさんの補給食をいただきました。赤飯まんじゅうが優しいお味で美味しかったですね。


120kmルートはここを出ると、スタート/ゴール地点である国営アルプスあずみの公園 堀金・穂高地区まで5kmほど登ってゴールとなります。
今回のライドでは途中で同僚とバイクを交換して、「CSi」と「PK1」の2つのモデルを乗り比べながらAACRを楽しみました。
共通点は、ともに折りたたまないタイプのいわゆるミニベロで、ホイール径は20inchサイズの451規格、コラムシャフトまでカーボン製の軽量フルカーボンフォークを採用しているということ。重量的にも軽く、しなやかで伸びのある走りが楽しい「CSi」に対し、ペダル入力に対して反応の良い加速感があり、踏んだ分グイグイと進んでいくような乗り味が魅力の「PK1」。どちらも甲乙つけがたく、小径車であることを忘れてしまうほど本当に良く走るという印象で、高速域でも下りでもホイール径が小さいことによるふらつきなどは全く感じませんでした。
私自身BromptonとBirdyを所有しどちらも楽しんでいますが、そのどちらとも異なる走り応えのある自転車で、小径車の世界の奥深さを知ることができました。

今年は昨年に比べてTyrellユーザーさんの参加が多かったので、エイドでお会いしたときに少しお話しさせていただきました。同じブランドの自転車なのにそれぞれ個性があって見ているだけでも楽しかったです。カラーオーダーしているというだけで同じモデルでも印象が全く違い、自分だけのオンリーワンバイクにできるところもTyrellのいいところだなと改めて感じました。
なにより皆さんが楽しそうに走られていたのがとても嬉しかったです。
Tyrellでは折りたたむ、たたまないという以外にも、目的に合わせた多様な自転車を展開しています。
一口に小径車と言っても、その乗り味もさまざま。小径車に興味をお持ちの方、まだTyrellに乗ったことがないという方は、ぜひ今後のイベントなどで一度試乗してみてくださいね。きっとその走行性能に驚くと思いますよ!

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Tyrell Bike | ミニベロロード・フォールディングバイクのTyrell(タイレル) “Made in 讃岐”を世界へ
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