グラベルロードの先駆者―NINER RLT9が切り拓いた道②
ーグラベルバイク市場の成長 “未舗装路”は自由の象徴へ
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グラベルロードの先駆者―NINER RLT 9が切り拓いた道①
2010年代後半から、アメリカを中心にグラベルロードという言葉が急速に注目を浴び始めます。その背景にはいくつかの技術的・社会的な要因があると言われています。
まず、ロードバイクにおいてディスクブレーキの普及、カーボン製造技術の向上によって「太いタイヤを履かせたロードバイク」が現実的になりました。
同時にアメリカを中心に"ダーティーカンザ"(現在のアンバウンドグラベル)などのグラベルイベントが注目を集めるにつれ、多くのライダーが舗装路だけでない冒険的なライディングに魅力を見出すようになりました。
そしてオンボードカメラやSNSの普及を通じて、世界各地の人里離れた道や美しい自然と共に走るスタイルがシェアされ、共感を生んだこともロードバイク一辺倒であったスポーツバイクの在り方を変化させていったのかもしれません。
そんな中、RLT9も時代と共に進化をしていきます。
スチールモデル(RLT 9 Steel)の追加、ブレーキマウントの変更やスルーアクスル採用、700×50cへクリアランス拡大、ダイナモハブやバイクパッキング対応の拡張性など、ユーザーのニーズを反映させていきます。そしてレーシンググラベルを見据えたカーボンモデル(RLT9 RDO)がデビューしました。
この一連の変化において注目すべきはRLT9の根幹である「グラベル=冒険」という思想をNINERが一貫して大切にしてきたことです。細かい変更やモデルの追加がされても基本的な設計思想は2013年当時から変わっていません。
マーケティングだけでなく、設計の根幹にそれがある。だからこそ、どのモデルにも”旅に出たくなる“設計思想が息づいています。
次回第3部は、「2025年現在、RLT 9の立ち位置と価値」
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